「結婚してるのに“不倫したいかも”なんて…あたしなんかおかしいのかな?」
いまどき不倫願望をもつ主婦はたくさんいます。家事に仕事に忙しいなかでただただ年齢をかさねていく虚無感(むなしさ)にはだれしも悩むでしょう。
一生を誓ったダンナも家庭もすてて不倫したい自分を、“最低な妻だ”と感じているかもしれませんね。
でも、いまの生活に満足できない女性が“不倫したい!”と思う「不倫願望」は、実は女性として自然なんです。
「なぜあたしは不倫したいと感じるのか?」「生まれてくる不倫願望にどう対処すればいいのか?」この2点を理解することで、あなたの悩みをグッと軽くできます。
今回はあなたの“不倫したい欲との向き合い方”についてじっくり解説します。
不倫願望をもつ原因と女性の心理
人間がイケナイ行動をかんがえはじめるときは、直接的・間接的とわずなにかしらの影響をうけています。
仮にあなたがいま“不倫したいかも…”と思っているなら、そのウラにもかならず原因があります。
“不倫したい”と思うのは、あなたが原因じゃない
- 「夫とは完全に冷めきって、もうただの家族でしかない」
- 「あと一度でいいからドキドキするような恋がしたい」
- 「メイクもファッションもどんなにがんばったって誰もほめてくれない」
- 「実はエッチとか…すごい好きなのに5年もセックスレス。もう欲求不満にたえられない」
- 「友だちの不倫話を聞いてから毎日モヤモヤ…頭から不倫の文字がはなれない」
- 「テレビでもネットでも不倫の話ばかり。いまどきの既婚女性が堂々とやってるし興味ある」
あなたの内面からぐつぐつわきあがってくる日々の不満やストレスから、不倫に興味がわくこともあるでしょう。
また、知り合いから聞いた話や不倫ドラマの内容から気持ちに火がつくこともあるでしょう。
内面からでも外からでも、なにかしらの“原因=きっかけ”があったわけですね。
まず大切なのは、“あなたが根っからの不倫妻でも浮気性でもない”という点です。ここはしっかり認識しておきましょう。
主婦のあいだで不倫ドラマが大流行!実際に不倫した人からの影響も
テレビを見る女性なら、いまどき不倫ドラマを見たことない人はきっといないはず。
それほどに刺激的で共感できるストーリーの「不倫ドラマ」は大流行。
テレビドラマとわかっていても、日常的に“おもしろい”と思ってインプットしている情報に少なからず影響されるのが人間です。
ママ会や友だちとの話題にもでてくるでしょうし、繰り返しイメージすることになっちゃいますね。
さらにそんな不倫ドラマの影響か、“当たり前のように不倫の体験談を話す主婦”もめずらしくなくなりました。
しかも、顔見知りの既婚女性の不倫話はリアリティが段違いです。
そんな話をきけば不倫に興味をもつのもしかたがありません。
時代背景や恋愛トレンドが変わるなかで、日常的に不倫のハードルがぐんぐん下がっていく。
これは、世の中の“不倫してみたいかも(=不倫願望)”と思う女性が増えるひとつの原因といえるでしょう。
不倫願望をいだく女性の心理とは?
既婚女性は、“不倫する女性”と“不倫しない女性”の2タイプに分かれます。
“不倫しない女性”は結婚しても夫と仲良くやりながら子供をそだて、たのしく毎日すごしているわけです。
自然にそうなれたらどれだけ楽かわかりません。
しかし“不倫する女性”にとっては、今後何年にもおよぶセックスレス生活への不安とか、自分が本当はどうしたいか?なんてそんなカンタンな話じゃありません。
結婚して妻になっても、あなたの中の“オンナ”は残っています。
「恋愛感情もセックスもなにもない…このままオバサンになってくのかな…」
不安になるのも無理はありません。
女性なら年齢に関係なく、
「キレイだね、かわいいねって言われたい」
「愛されたい、男の人に大事にされたい」
と思う感情がムイシキにそなわっています。(男性でいう性欲のようなものです)
“うつくしい女性になることで男性を魅了し、安全に子孫をのこすための本能”
ふかいところで女性の悩みが共通しているのは、こうした本能的な欲求もひとつの原因です。
結婚したことであなたの“女性の魅力”がどんどん失わていく実感があれば、どうしようもない切なさにおそわれるのは当然。
つまり、“不倫したいかも…”と思うあなたの心理は、「女性としての輝きを失いたくない本能」からおこる自然な気持ち。
不倫ドラマや友人の話から刺激をうけた場合も、この心理にひもづいて気持ちがオモテに出てきているわけです。
では、“本能的な気持ち”をどうするのか?さらにご説明していきますね。
したい?したくない?あなたの不倫願望をはかる3ステップ
「不倫は悪いこと」とだれかに言われてブレーキをかける。
でも、興味のあること、本当はやってみたいことをただガマンしただけで、この先もずっと気持ちをおさえることはできるでしょうか?
わたしなら無理です。人間なのでどっかで爆発しちゃうと思います。
そこで、あなたの“不倫願望がどれくらいか”をはかる3ステップを試してみてください。
あなたの不倫願望がどこからきているか原因をさぐる
ひとくちに「不倫願望」といっても、原因はひとつではありません。
あなたの不倫したい欲がどこからきているのか?を最初にハッキリさせましょう。
- 「ドキドキする新鮮な恋がしたい」
- 「毎日さみしい」
- 「不倫ドラマがすごく楽しそうにみえた」
- 「夫とのセックスレスにもう耐えられない」
とにかく思うままに“不倫したいと思った理由”をだしてみてください。
次は「なぜ?」を使ってさらに深掘りです↓
- 「ドキドキする新鮮な恋がしたい」→なぜ新鮮な恋がしたいのか?
- 「なにをしてても毎日さみしい」→なぜさみしいと感じるのか?
- 「不倫ドラマがすごく楽しそうにみえた」→なぜ不倫ドラマが楽しそうにみえたのか?
- 「夫とのセックスレスにもう耐えられない」→なぜセックスレスに耐えられないのか?
心にたまった感情はぼんやりとしかコトバにならないため、あなたがそう感じた理由は「なぜ?」なのか考えてみます。
するとフタをしていた自分のほんとうの気持ち=欲求がわかってきます。
新鮮な恋がしたいのは、ひとりのカワイイ女性として見てほしいからかもしれませんし、それをダンナさんがしてくれれば解決するかもしれません。
不倫ドラマが楽しそうにみえたのは、刺激的な恋愛(不倫)をするうつくしい男女にあこがれたせいかもしれません。
こんな風にあなたが日頃感じている不倫願望にたいして、「なぜ?なぜあたしはそう思ったんだろう?」と考えることは有効です。
- あなたの内側の問題だったり
- 夫側に原因があったり
- あなたと夫の両方の問題だったり
深くほりさげていくことでみえてくる問題はけっこうあるもの。
「不倫したい感情」に飲み込まれる前に、あなたの感情とじっくり向き合い原因を探ってみましょう。
不倫してあなたが手に入れるものを考える
あなたの不倫願望の原因がみえてきたところで、次は“不倫することであなたが手に入れるもの”を考えてみましょう。
- もう一度“女性”として見られる満足感
- たまった性欲の解消相手
- うまくいかない夫婦関係の気分転換タイム
そもそもあなたが不倫したいと考えた原因しだいで答えはかわります。
しかし、ただ“不倫する”といっても『あなたにとってメリットがある』から不倫にひかれるわけです。
“不倫によってあなたが手に入れるものはなにか?”も考えてみましょう。
不倫して失う人間関係・立場・信頼と、“いまの気持ち”を天秤にかける
どうしたらいいかわからないときは、メリットとデメリットを比べてみると、あなたの中に眠る心理がみえてきます。
不倫したい原因と、不倫によってあなたが手に入れるものがわかったら、つぎは『不倫することで失うもの』はなにか?をイメージしてください。
- 夫婦関係(離婚)
- 子供からの信頼
- 両親・親族との関係
- 職場も含めた社会的信頼
- 友人・知人の信頼
- お金(不倫がバレた際の慰謝料)
夫婦や家族関係をうらぎるのが不倫ですから、かなり多くのものを失います。
不倫がバレて証拠などの条件がそろってしまえば、離婚や慰謝料請求もつきつけられる不貞行為ですからなかなかきびしいところ。
「そんなのバレたらでしょ?」という意見も一理ありますが、初めて不倫する人ほど不注意でバレやすかったりします。
また、たとえ不倫がバレてなくても罪悪感から毎日なやんで眠れなくなり、精神不安定になる奥さんも少なくありません。(まじめな女性ほど、不倫して帰ってきたあとに子供やダンナの顔を見るとけっこうつらい気持ちになるようです…)
3ステップをまとめると…
- 「なぜ不倫したいと感じたか?」の原因をふかく掘り下げ、
- 「不倫によってあなたが手に入れるもの」をイメージし、
- 「不倫によって手に入れるもの」と「不倫で失うもの」を天びんにかける
この流れになります。
ふたつを天びんにかけたときどう感じましたか?
『どちらが自分にとって正直な答えか』…あなたの心は答えてくれるはずです。
不倫願望はスタート地点!?不倫が止められなくなる既婚女性3タイプ
不倫したい欲(不倫願望)のみきわめが見えてきたところで、“不倫が止められなくなるタイプ”の女性についても知っておきましょう。
好きになったらとめられない“一直線タイプ”
恋するとまわりが見えなくなって「好き好き大好き!」になる女性は要注意。
結婚してほんらいダンナさんだけに向くはずの気持ちが、不倫相手の男性に向くということは『本気』です。
どんなにバレそうでキケンでも、失うものが多すぎても、まわりが見えなくなった“恋する女性”はコントロールがきかなくなってしまいます。
隠してきたエッチ熱に火がついた“性欲タイプ”
女性だって人間ですし性欲はあって当然。
しかし、“歴代の彼氏は片手でおさまるほどで、ワンナイトや遊びのエッチは未経験”という女性ほど不倫にハマりやすくなります。
「心臓がドキドキしっぱなしで…はずかしいのにすっごく気持ちよかった」
ラブホでの刺激的なセックスを思い出し、寝ても覚めてもエッチなことを考えてしまう…
“もう一度あんなエッチがしたい”と不倫の泥沼から抜け出せなくなっていくタイプです。
手にした関係を失うのがコワい“さみしがりタイプ”
さみしがりやの女性や、男性に対し依存心の高い(=自立心のうすい)女性があてはまります。
たとえ不倫関係であっても、
「せっかく仲良くなれたし、あたしをだいじにしてくれるカレとは別れたくない」
「でも、そもそも夫との離婚はゼッタイ考えられないし、不倫がバレたらやばいかも」
と考えるものの、不倫相手のカレがいなくなることに耐えられずズルズル関係を続けてしまう。
誰かとの関係がおわることに耐えられない人は要注意です。
最後に
「不倫はダメ!」なんて、いまさら言われなくてもわかってますよね。
“それでもさみしくて不安で、誰かにやさしくされたい!求められたい!”
そんな気持ちとのたたかいなんです。
失う信用や人間関係を考えればコワくて踏み出せません。
でも、どう考えたってふんぎりがつかない!この気持ちはおさえられない!不倫してみたい!
あなたがそこに行き着いたなら、一歩を踏み出してみる選択肢だってありえるわけです。
もちろん自己責任で、バレないよう万全を期して。
「不倫」は、すべての責任を負う覚悟ができた人のみ開けていいトビラなのです。