女性にたいして高圧的な“束縛男”は、ドラマだけでなく現実世界にも一定数そんざいします。
相手に妻も家庭もある不倫・浮気関係であっても、女性を自分のものとして制御したがる男性はほんとうに困りものですね。
束縛を受けてもコワさやめんどくささからつい言われたとおりに受け入れていませんか?
そんな状況に打ち勝つために、“束縛男の行動心理”をよみとき、女性が束縛から逃れるため対処法について詳しくご紹介します。
Contents
タイプで分かれる束縛男性の心理と理由
女性を束縛する男性はいつも怒っているようでコワい印象ですが、そのうらには心理的理由がひそんでいます。
まずは「なぜ男性が束縛をしてしまうか?」の心理を知っておきましょう。
【束縛タイプ1】自分に自信がない
虚勢をはっている(無理にいばってるように見せる)心理タイプです。
「ほんとは自分に自信ないけど、女性に悟られたくない」と思っている男性があてはまります。
“いばって束縛しないと女性が離れてしまうかも”、と考えているんですね。
なんだかカッコ悪いはなしですが、“強がりは弱さのうらがえし”といった具合でよくある束縛理由のひとつです。
がんばって無理やり強く見せようとしているので、ときどき“ホントの一面”が出てくることも。
ちょっと天然・おバカなのにプライドだけはたかい男性が該当します。
【束縛タイプ2】人間不信・女性不信のトラウマがある(被害妄想)
他人のこと、女性のことが信じられないために束縛するタイプです。
たとえば、
- 親から虐待をうけていた
- 小さいころイジメられていた
- 初恋のひとにヒドい振られ方をした
- モテないことに異常なコンプレックスをもっている
などです。
外から受けた心のキズ・内面から生まれたキズにかかわらず、不倫相手の女性をつよく束縛しておかないと不安でいられません。
昔のトラウマから「相手がいつのまにかどこかへいってしまうんじゃないか?」と信じ込んでいるわけです。
この手の男性の被害妄想を抱きやすく、見た目は地味な傾向があります。
【束縛タイプ3】支配欲(=独占欲)が強い
なんでもかんでも支配したい、独占したい“オラオラ系”の男性やバリバリの営業マンなどが当てはまるタイプ。
物事も女性も仕事もなんでも自分の思いどおりにならないと気がすまないわけです。
口調や態度もつよめで、
など、ちょっとした反論や口ゲンカから“激ヅメ”されることも少なくありません。
もっともらしい理由を言いながら論理的にツッコんできますからやっかいこの上なし。
「毎回あたしの意見はさえぎられるし、気づいたら従わされてた」という不倫女性は要注意です。
【束縛タイプ4】あなたのことが好きすぎる(愛情の裏返し)
不倫・浮気相手であるあなたのことが好きで好きでしょうがない、つよい愛情から束縛してしまうタイプ。
いいことのように思えますが、愛情の深さやかけ方が曲がっているのでちょっとコワい雰囲気をただよわせます。
状況は不倫です。ぶっ飛んでるタイプといえるかもしれませんね。
やさしそうな態度や甘い言葉、スキンシップなどを積極的にしてくる反面、いきなりコワい発言をおりまぜて束縛しようとしてきます。
ドラマに出てくる“ナルシスト系のちょっとアブない男”の雰囲気がしたら要注意です。
【束縛タイプ5】他の不倫相手を見つけるのが面倒くさい
ものすごく単純ですが、あなたを失ったあとにあたらしい不倫相手・浮気相手を見つけるのがめんどくさくて束縛するタイプです。
喧嘩になっても仲直りしようとしますし、女性側の態度がきびしくなってくると男性からあやまってくることも。
LINEの返信や会う頻度など、細かいことまで束縛してくるわりにいざとなると女性の母性にうったえかけて別れを阻止しようとします。
女性の「もう、しょうがないなぁ…」を引き出して、“そこそこの束縛関係”をつづけてくる男性。
害はすくないものの、気づかないうちに女性側にも情がわいてしまって身動きがとりづらくなるのでその点に注意です。
できることを試す!男性の束縛をおさえる3つの対処法

男性にいわれるがまま行動を制限されていはたまりませんよね。
束縛男性にできるかぎりすくないダメージで対処する方法を3つお伝えします。
【対処法1】つきあって日が浅いうちに“束縛する男性はキライ”と伝えておく
たとえ不倫カップルであっても、つきあいはじめた当日から束縛がはじまったというケースは非常にまれです。
まずは“先手必勝”。つきあいたてで予防線をはっておくと、男性が束縛しにくくなるので有効な手段。
「わたし、束縛したり命令する男の人ってほんとにダメなんだよね…」
使うタイミングこそかぎられますが、“束縛すること”と“不倫関係が終わること”を天びんにかければ男性も束縛しづらくなります。
どんな人間関係であっても、最初に「イエス・ノー」「スキ・キライ」をはっきり宣言しておくことはとても効果的です。
【対処法2】事実ベースで返事したあと“束縛理論のスキ”をつく
「友だちと遊ぶときは1時間ごとに写真送れっていっただろ!」
「さっきなんで電話出なかったんだよ?」
あなたは奴隷ではありません。冷静に考えてこんなことをいわれる筋合いはないはずです。
ここで「ごめんなさい…」と謝らないことからはじめてください。
「友だちとついつい盛り上がっちゃって忘れてた!写真ならあるけど…てかなんで1時間ごとに送るの?」
「さっきはふつうにお風呂はいってたんだけど、どうして怒ってるの?」
イライラせず聞かれたことには『事実ベース』で答え、なぜそんな行動をあたしがとる必要があるのか?という疑問を冷静に聞きましょう。
その先にあるのは、“別の男もその場にたんじゃないのか!?”や“俺を安心させろ”といった子供じみたものです。
あなたから「なんでそうしなきゃいけないの?」と聞かれれば彼もだまっているわけにいきませんが、そもそもが勝手な理由なので束縛男性的にはゼッタイ答えたくないポイント(「いいから言うとおりにしろ!」「うるさい!」が関の山でしょう)。
束縛発言をするたびに冷静にあなたから返されれば、なんだか負けたような気恥ずかしさでだんだん束縛発言しづらくなっていきます。
【対処法3】“別れを考えてる”雰囲気を会話にからめる
すでに男性からの強烈な束縛がはじまっている場合の対処法です。
なにをいってもムダ、おれのいうことを聞け!連絡しろ!反論するな!
こんな発言しかできない束縛男性には、冷静に“別れを考えてるニュアンス”をまぜこんだ会話をなげてみましょう。
ほんとうはメンタル的によわい束縛男性からすれば、不倫や浮気であっても“女性にふられる・俺のまえからいなくなる”ことはなによりの恐怖。
真剣に別れを考えるほど束縛にイヤ気がさしていることを、落ち着いて会話にまぜこんで彼の反応をうかがってみましょう。
【キケン】束縛男性への見下しや感情的な反論は事件になることも
束縛してくる男性は犯罪的にキケンなタイプもいることには全力で注意しなければなりません。
バカにする発言とともに女性から別れを切り出されたり、男性からの束縛を逃れようと音信不通になった女性をストーキングするケースはよく耳にします。
なかには男がヒートアップして傷害・殺人事件にまで発展したニュースは恐怖でしかありません。
「自分の相手がいきなりナイフで襲ってきたら…」
「キレて顔を殴られたり髪をひっぱられたら…」
想像しただけで背筋が凍りますよね。
どのタイミングで束縛男性に火がつくかはわかりません。
あきらかに男性を幼稚あつかいするような言葉や、挑発するよう行動はひかえておきましょう(あなたの身のためでもあります)。
束縛男性の発言にのっちゃダメ!感情コントロールで対処する方法
相手にどんな言葉をかけられても“感情を一定にコントロールする訓練”も有効です。
まったく身に覚えのないことや失礼すぎる物言いをされたら誰だってカッとなりますよね。
でもここで頭がイライラに支配され、相手をののしる感情的な反論をしてはいけません(あなたの身がキケンです)。
感情とは“心の反応”です。相手のはなった言葉にたいして、「はぁ?」「ムカつく!」「なんでそんなこと言われなきゃいけないの?」と反応してしまった結果なわけです。
ほんらい自然なことですが、束縛男の勝手な言葉にのせられて“反応”してはいけません。
“反応”すればあなたの感情が相手にコントロールされてしまいます。
「おまえが悪いのがまだわかんないのか?」
こう言われたらすかさず感情のスイッチを切り、相手のうしろにあるカベや窓を見ることに集中して(もし電話で話しているなら部屋の時計・カレンダー・絵・ぬいぐるみなど)、
と冷静に冷静に“ただの日本語のかたまり”として受け止め、相手の言葉に心が“反応”しないようにがんばってみると、感情がみだされにくくなります。
そして、「あたしが悪いかどうかもわかるけど、冷静になってくれないとちゃんと話できないよ。」など落ち着いてかえしましょう。
もしガマンができなければあなた自身も束縛男性と変わらないレベルに落ちてしまいます。
まさに相手の思うツボですし、タイミングが悪ければ反論された男性が怒り狂って暴力を…なんてことも考えられます。
“束縛男性の挑発”にはゼッタイ乗らないよう注意しましょう。
【結論】束縛男との不倫関係に未来はない!究極の特効薬とは?

あなたを束縛する男性とのあかるい未来はみえましたでしょうか?
「正直みえなかった…」というあなたはぜひ最後まで読んでみてください。
束縛男性の心理や感情をコントロールする方法についてご紹介してきましたが、じつは束縛をやめさせるゼッタイの方法は存在しません。
それは束縛の原因があなたではなく、“彼のなかにある”からです。
友だちでも同僚でも他人の性格は変えられないように、不倫相手の束縛グセをあなた発信でなおすことも困難。
束縛のストレスに疲れながらも、なんとか彼を変えようとがんばる。でも、いっこうに変わらずさらに疲れる。
“あなたにコントロールできないこと”に消耗するなんてかなしすぎます。
そもそも“ほんとうにイイ男”は束縛なんてしてきません。
「一生しあわせにしてくれる男性は他にいるかもしれない」そんな希望はすてずに持ちつづけてください。
もうすこし視点を変えてみましょう。
不倫男性のなかには、“複数人の女性を不倫相手として囲っていたケース”だってこの世にはあります。
“やさしくて奥さんとの離婚を超真剣にかんがえてくれる男性”ならいざしらず、たんなる性欲や女性にモテる充実感だけで不倫をする男性は少なくありません。
既婚男性は、
「嫁のことなんてどうでもいい。おまえだけなんだから俺といっしょにいればいいんだ」
なんて言葉をかけたりしますが、本当に「妻のことはどうでもよくて」「不倫相手はあなたしかいない」のでしょうか?
証拠はありません。彼の言葉だけです。
もしかすると、奥さんともそこそこ仲良くセックスしてるかもしれません。不倫相手があなたの他に2~3人いる浮気性かもしれません。
何人もの女性と同時にカラダの関係をもっていれば、一人一人は「オレに惚れてるただの女コレクション」なんて最低な考えをしてるかもしれません。
たいへん傲慢なタイプですから、束縛を嫌がって去っていく女性に対し“オレのこと馬鹿にして、軽く見てるな!”と激怒する。
そんな幼稚な思考回路もなんとなくわかる気がしてきませんか?
もし「束縛」という名のもとであなたが遊ばれているなら、こんなにも人生ムダなことはないかもしれません。
「束縛」という行為に、相手への敬意やおもいやりはいっさいありません。
すべては男性の不安解消や支配欲をみたすために行われています。
あなたが男性からの束縛を疑問に思ったりツラいと感じるのは、そこに愛情も信頼もないからです。
束縛でストレスをかかえたり人生をムダにしないよう、いまいちど不倫男性との関係を冷静に見つめ直してみてください。